起動すると、PDXメールを設定にしたがって振り分けます。 振り分けた後、PDXメールの「受信済みアイテム」を開きます。 未読メールがあればそれを表示するようにすることもできます。 メールボタンの割り当てを変更して使用されることを想定しています。
W-ZERO3標準のメーラではメールの自動振り分けをしてくれません。 「受信済みアイテム」にメールが溜まってしまうのがイヤになってきたけど、 手でメールを移動させるのはなんとも面倒くさい、ということで作成されました。
…というのは建前で、実際は2chでkickmailを公開したときに 「着信振り分けもできそうですね」とのコメントを貰ったので 作成した、というのが本音です。 まぁ、作ってみたらなかなかいい感じなので結果オーライということにします。
当ソフトウェアは、kickmailを 拡張して作成されているため、kickmailでできることはほとんどできますが、 処理が増えた分kickmailより起動が遅くなってしまっています。 メールの振り分け機能が不要であれば、そのままkickmailをお使い続けください。 kickmailをいきなり消しちゃうことはしない予定ですので。
Ver.0.21から、コマンドラインパラメータ(/noread)とファイル名変更(wmfm.exe)による 未読メール表示機能は削除されました。 代わりに、設定ファイルのshownoreadオプションにて設定をする必要があります。
Ver.0.20以前からバージョンアップされた方はお手数ですが設定の見直しをお願いします。
まずは、振り分け先フォルダを作成してください。 デフォルトではPDXアカウントの直下の「振り分け」フォルダの下に、 振り分けたい人の「連絡先」の名前のフォルダを作成します。 姓名の間はスペースを空けて欲しいです。
で、wmf.exeを起動します。 先ほど作成したフォルダに対応する連絡先に無事メールアドレスが見つかれば、 「xxxxxxへの振り分け条件を追加しました。」とメッセージが出ます。 OKを押すとそのまま振り分けを行い、無事完了すれば「受信済みアイテム」が開きます。
基本的な使い方はこんなものです。 細かいことは以降の説明を読んでみてくださいませ。
設定ファイル(wmf.ini)は以下のような意味を持っています。 残念ながら設定画面はありませんので(作るつもりもないですm(_ _)m)、 テキストエディタ等で書き換えてください。
表示するフォルダを設定します。
openfolderで指定したフォルダが空のときに開くフォルダを設定します。 後述する「pattern=0:」を使用すると、基本的に「受信済みアイテム」は空になってしまうため、 その際に開くフォルダを変えることができます。
「0」にすると、特に何もしません。 「1」にすると、openfolderで指定したフォルダが空だった場合、以下の動作をします。 フィルタ処理を行っていた場合、最後にフィルタリングされたメールの移動先フォルダが表示されます。 フィルタ処理が行われていない場合、openfolderwhenemptyで指定したフォルダが表示されます。
「1」に設定した上で、「pattern=0:」でどの条件にもマッチしないメールを振り分け、 かつ「alreadyreadonly=1」にしていると、以下のような運用が可能になります。
「1」にすると、未読メールがあった場合は、そのメールを表示します。 未読メールが複数ある場合は、(多分)一番古いメールを表示します。 「0」にすると、未読メールの表示は行いません。
「1」にすると、フォルダ選択用のツリービューが表示されます。 「0」にすると、ツリービューの表示は行いません。
また、「1」にした場合でも、「shownoread=1」にしている場合は、 未読メールがあるときにはツリービューの表示を行いません。 未読メールがないときのみツリービューの表示を行います。
ツリービューで選択されているフォルダの初期値は、 openfolder、openfolderwhenempty、openlastfilterfolderの各設定に従います。
ここに指定したフォルダ以下にフォルダを作成すると、 自動で振り分け条件を作成します。 自動の振り分け条件作成については、次項を参照してください。
「1」にすると、未読メールは振り分け対象外とします。 「0」にすると、未読/既読関係なく振り分けを行います。
「1」にすると、自動で振り分け条件の作成を行います。 「0」にすると、行いません。
振り分けを行う対象のフォルダを指定します。 行を増やすことで複数設定することが可能です。
例1: [target] folder=070xxxxxxxx\受信トレイ\受信済みアイテム folder=Gmail\受信トレイ →pdxアカウントに受信されたメールと、「Gmail」という名前で作成されたアカウントに 受信されたメールをそれぞれ振り分けます。 例2: [target] folder=070xxxxxxxx\受信トレイ\受信済みアイテム folder=070xxxxxxxx\送信済みアイテム →pdxアカウントに受信されたメールと送信したメールをそれぞれ振り分けます。
尚、行ごとに異なる振り分け条件を作ることはできません。 ここで指定したすべてのフォルダに同じ振り分け条件が適用されることにご注意ください。
「アカウント名\フォルダ名\フォルダ名\...」で表現されるセクションには、 そのフォルダへ振り分ける条件が設定されます。
振り分ける順序は、設定ファイルに記述した順序になります。
振り分け条件です。 複数指定可能ですが、その場合、それらの条件のいずれかに該当するメールが振り分け対象となります。
値は、「項目ID:検索条件」の形式で設定します。 項目IDには以下のいずれかの値を設定し、検索条件にはその項目IDにマッチさせる条件を記述します。 検索方法は部分一致となります。
0: どの条件にもマッチしないメール 1: 差出人メールアドレス 2: サブジェクト 例1: [070xxxxxxxx\振り分け\test] pattern=1:@example.com →test@example.comやtest2@example.comなど、example.comドメインから来たメールを、 070xxxxxxxxアカウントの「振り分け」フォルダの下の「test」フォルダに格納します。 例2: [070xxxxxxxx\振り分け\test] pattern=1:test@example.com pattern=1:test2@example.com →test@example.comか、もしくはtest2@example.comから来たメールを、 070xxxxxxxxアカウントの「振り分け」フォルダの下の「test」フォルダに格納します。 例3: [070xxxxxxxx\振り分け\条件なし] pattern=0: →他のいずれの条件にもマッチしないメールを、 070xxxxxxxxアカウントの「振り分け」フォルダの下の「条件なし」フォルダに格納します。 「0:」と最後のコロンをつける必要があります。
「1」にすると、連絡先の「分類項目」からメールアドレスを検索して振り分けをするようになります。 これは、起動するたびに毎回行われます。 「0」にすると、「分類項目」の検索は行いません。
iscategories=1の場合に検索する分類項目名を指定します。 省略すると、フォルダ名を分類項目とみなします。
wmfでは、起動時に設定ファイルよりbasefolderを読み込み、 そのフォルダの直下にあるフォルダの名前から標準の連絡先の名前を読み込み、 自動で検索条件が作成されます。 検索条件が作成されると、 「xxxxxxへの振り分け条件を追加しました。」とダイアログがでます。
逆に、既に設定されている条件に対応するフォルダが既に存在しない場合、 「フォルダは現在存在しないようです。設定から削除しますか?」と確認し、 設定ファイルから削除されます。
W-ZERO3でのみ動作確認をしています。 他のWindows Mobile 5.0端末でも動くかもしれませんが、 当ソフトウェアの特性上まったく意味がないでしょう。
CAB版をダウンロードした場合は、wmf.CABをW-ZERO3の適当な場所に置いた後、 CABを実行してインストールしてください。
zip版をダウンロードした場合は、解凍したwmf.exeを適当な場所に置いてください。 その後、メールボタンに割り当てを行ってもらうとよいかと思います。
W-ZERO3標準の機能のみを使って、メールボタンへ割り当てる方法を説明します。 「W-ZERO3 Utility Plus」等を利用して割り当てを行っても問題はありませんし、 ファイルエクスプローラの代わりに「GSFinder+」等を使用しても問題ありません。
1〜5までは、zip版を使用している場合のみ必要になります。 CAB版をインストールした場合は、最初からWMFのショートカットが作成されています。
CAB版をダウンロードしてインストールした場合は、「プログラムの削除」から 「momo-lab.net wmf」を選択して削除してください。
zip版をダウンロードした場合は、解凍したファイルをすべて消してしまうだけです。 ショートカットを作成した場合は、それも消してしまってよいです。 レジストリなどはまったくいじっておりません。
みなさまの協力がなければ、このソフトはなかったのです。 ほんとに、ありがとさまでしたm(_ _)m
本配布物(Exeやらソースやらね)は私ことももたろが作成しました。 ので、一応、著作権は私が持ってることになります。 が、あんまりうるさいことは言いませんってゆーか言いたくありませんので、 商用・非商用かかわらず自由に利用してしまってください。
ソースが配布されている場合、そのソースを利用して作成されたバイナリ及びソースを配布する際に、 私に断りを入れる必要はありませんし、そのことを明記する必要もありません。 ・・・とはいえ、一言教えてくれたりすると私が小躍りして喜びますし、 まったく同じものを著作権表示だけ変えて公開されたりすると不愉快な気分になります。 まぁ、そこらへんは利用者の良心にお任せします。
あ、そうそ。これを書いとかないと。 本配布物を利用する為の対価は一切頂きませんが、 そのかわり、利用したことによって起こった如何なる問題に関して ももたろは一切その責任を負いません。ってゆーか負えません。
まぁ、簡単に言うと 「タダで配布するんで、勝手に使ってちょーだいな。その代わり何があっても知らないよ」 ってことです。